汗を抑える方法にはいろいろなやり方があります。それぞれの効果や刺激の度合いも様々です。自分に合った物を探して続けていく事が大切です。
そんな中で、汗の量が半端なく止まらずに流れてくる、汗が引かずに困っている、仕事に支障が出る・・・という深刻なお悩みを持っている人もいらっしゃいます。
今回は、そんな汗が気になって完全に止めたい!!と解決方法を探している方、色々な方法を試してみたけれど、効果を期待できなかった人におすすめな制汗剤をご紹介したいと思います。
制汗剤は、ドラッグストアやネットなど多くの場所で購入する事のできる、手軽な汗対策方法です。その中でもここで紹介するのはとても強力な制汗剤になるので、自宅に帰ってきたら洗い流すなどして、皮膚への負担を減らすようにしてくださいね。
汗を抑える方法のおすすめ!しかし刺激に注意!?
●塩化アルミニウム液が汗を止めるのにおすすめ!?
汗を完全に止めたい場合におススメなのが、この塩化アルミニウム液。
汗を止めるという効果においては、右に出るものはなしというくらいに抜群!!そして持続力も文句なし!!な成分です。
こう説明すると、一体どのようにして汗を止めてくれるのかと気になりますよね。簡単にいうと、皮膚には汗を外へと分泌する穴があります。その穴を結晶によって塞いで、汗を外へと分泌しないようにするという事です。更にすごい所は、汗腺の機能自体も弱くしていく効果があるという事。
ですので、汗を止めるだけではなくて、汗をかきづらい肌へと変えてくれるのです。ここに殺菌効果も期待できるという事で、これはもう最強ですよね。一撃必殺な制汗剤です。
この汗が分泌されている穴を結晶によって塞ぐという事で、本当に効果があるのかと疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは皮膚科の治療でも用いられているもの。ですので、塗っていくほどに効果を発揮して汗をかきにくい肌へと変えていってくれます。
この塩化アルミニウム液。実は病院に行って医師の処方によってもらえる薬品なのです。ですので欲しいからといって、普通に購入する事が難しいもの。
なのですが・・・ご安心ください。現在販売されている制汗剤やデオドラントの中に、この塩化アルミニウム液が入っている制汗剤があるのです。他の制汗剤では効果のなかった人、色々と試してみたけれど汗が全く止まらなかった人は、こちらのとても強力な制汗剤をお試し下さい。あまりの効果に驚くはずです。
●塩化アルミニウム液入りの制汗剤の注意点
この塩化アルミニウム液入りの制汗剤を使用する際には幾つか注意する点があります。強力だからこそ肌への影響もありますので、必ず守るようにしましょう。
・塩化アルミニウム系の制汗剤は刺激が強めですので、ムダ毛処理などして肌に傷がある場合には、控えるようにしましょう。違和感があった際には使用を中止して、傷が治ったら再開するようにするのがおススメです。
・13歳以下のお子さんや妊婦さんの使用も禁止です。
・顔に使う際には、必ず薄めてから使うようにしましょう。
顔の皮膚は他の部位に比べてとても薄く、そして外からの刺激に対して弱いです。そのまま塗布してしまうとかぶれたりする原因となりますので、注意してください。
一番のおススメは、顔の汗専用の制汗剤を使用する事。まずはこういった専用のものを使ってみて、それでも汗が止まらなかった場合には、こちらの塩化アルミニウム系制汗剤を薄めて試してみましょう。
【塩化アルミニウム系制汗剤】
●デトランスα
まず最初にご紹介するのが、デトランスαです。こちらはデンマーク製の制汗剤で、塩化アルミニウム液の濃度が高いというのが特徴です。
脇汗にも、手や足の汗にも、そしてワキガに対しても高い効果を発揮してくれる、話題の制汗剤です。
濃度が高いという所では、皮膚の弱い人や過敏な人には刺激が強すぎて、ヒリヒリとしたかゆみを発症する場合がありますので、気を付けましょう。
ただし、効果のほどは文句なしです。1回塗布するだけで、なんと1週間~10日もの間、効果が続きます。これは驚きですね。そして定期的に塗布していく事で、汗もそしてニオイに対しても段々と抑えられる体質へと変化していきます。
汗を多くかく人、特に脇の汗が多い人は、ニオイも気になるもの。どちらも一緒に改善していけるならば、それに越したことはありませんよね。脇のニオイは手術や治療をする場合、とても高額な費用がかかります。制汗剤で解消できるというのは心強いのではないでしょうか。
●AHCシリーズ
こちらもデトランスαと同じように、塩化アルミニウム液の濃度が高いと評判のスイス製の制汗剤で、『AHC』シリーズです。
どちらも濃度が高いので迷う方もいるかもしれませんが、どちらがおススメかというのは、人それぞれです。
肌質や汗の状態が一人ひとり違うので、デトランスαの方が効果があったという人もいますし、AHCの方が効果があったという人もいます。ですが、どちらも強力な制汗剤なので、どちらも効果があるかと思います。
AHCは1種類だけではなく3つのタイプがあります。1つは、クラシックという普通の肌用。こちらが塩化アルミニウム液の濃度が高いタイプになります。そして2つめが、センシティブという敏感な肌の人用の制汗剤。皮膚が弱い人用にと、効果が少し弱めのタイプとなっています。そして、3つめが、フォルテという手汗と足汗用の制汗剤。手や足という部位は皮膚が厚めにできています。ですので、濃度も濃く効果も強めに作られているのが特徴です。このAHCシリーズの中では、最も強めのものですので、手や足以外に使用するのは控えましょう。
●オドレミン・オドジェルミン
次にご紹介するものは海外のものではなく、日本製の制汗剤です。『オドレミン』は日本で有名な制汗剤として、多くの人の汗の悩みを解決してきた製品。その中でオドレミン・オドジェルミンは効果が高いという事で、汗で悩んでいる・困っている人を助けてくれています。
塩化アルミニウム液の濃度でいえば、先にご紹介したデトランスαやAHCよりも少なめです。効果でいうと濃度が薄いので、2つに比べると低いですが、海外の強力な制汗剤だと皮膚がかぶれてしまう・かゆみが起こるという人におススメです。低いといっても、一般に発売されている8×4やBanなどに比べると圧倒的に効果がある制汗剤です。
●テノール液
最後にご紹介するのがテノール液。こちらは今までご紹介してきた塩化アルミニウム系の制汗剤の中で、最も皮膚が弱い人の為に作られた制汗剤になります。オドレミンの塩化アルミニウム液を25%ほどに薄めた製品がテノール液になります。
もしオドレミンを使っていて、ヒリヒリとしたかゆみやかぶれなど、皮膚のトラブルが生じた場合には、こちらのテノール液がおススメです。効果でいえば、この4つの中で一番低いという結果になりますが、それでも一般の制汗剤に比べれば効果が高いという事に変わりはありません。
以上、4つの塩化アルミニウム系の制汗剤をご紹介しました。自分の肌に合う制汗剤を活用して、汗の悩みを解決してください。ただし、制汗剤は人本来の機能である汗を止めている事になります。汗の本来の目的は、高くなった体温を下げるという重要な役割です。
ですので、必要以上に全身に塗ってしまうと汗をかく事ができずに、頭に熱がこもってしまって、頭痛やめまいといった症状を起こしやすくなってしまいます。上手く活用するようにしてくださいね。
コメント