赤ちゃんに見られる特徴の一つに、蒙古斑があります。
おしりから背中あたりに青いアザになっているもののことです。
赤ちゃんの時は、ちょっと可愛く見えたりするその特徴です。
だんだん消えていくものですが、たまに大人になっても残っている人がいます。
それを悩んでいるという人もいるかもしれませんね。
今回は大人になっても消えない蒙古斑に悩んでいる人の疑問について調べてみました。
蒙古斑に治療法はあるのか?気になるところもチェックしていきましょう!
大人になっても背中・お尻・肩などの蒙古斑が消えない!?
そもそも、蒙古斑ができる原因を知っていますか?
「メラノサイト」という色素細胞が、蒙古斑の原因なんですよ。
なんか難しい話?と思われるかもしれませんが…。
日焼けとかするとメラニン色素が出来て…っていうのは聞いた事があると思います。
そのメラニン色素はメラノサイトから出来ています。
メラノサイトは肌の奥の方にあるのですが、それを皮膚をとおしてみると青く見えているのです。
胎児のころに出来たメラノサイトが、なぜずっとそこに残っているのかは判明していないらしいです。
だいたい10歳前後には、青い蒙古斑はほとんどなくなるとされています。
ただ大人になっても蒙古斑が消えていないという人は、少ないですが実際にいます。
また、お尻や背中以外にも肩や腕に蒙古斑が残る人もまれにいます。
病気が原因とかそういうのではないので安心してください!
ただ、見た目の問題ですよね。
これはけっこう大きなコンプレックスになってしまう人もいるかもしれません。
ずーっと消えない蒙古斑のことを「持続性蒙古斑」といいます。
医学的にもそういう呼び名があるくらいなので、一生蒙古斑が消えない大人もいるということですね。
また、お尻や腰、背中以外に出来た蒙古斑のことを「異所性蒙古斑」といいます。
異所性蒙古斑は消えにくいので、見えるところに残っている場合は治療することを望む人が多いでしょう。
濃い色の蒙古斑も消えにくいので、子どもの場合でも気になる親は治療させることもあるようです。
蒙古斑を治療する方法はあるのか?
蒙古斑は病気ではないので、治療する必要は基本的にはありません。
しかし、見た目の問題があるので治療方法はあります。
・蒙古斑の治療はレーザー治療
蒙古斑はレーザー治療がほとんどです。
「Q-スイッチレーザー」というレーザーで治療を行います。
なんだか戦隊ものの攻撃みたいに聞こえますね。
レーザー治療は一度で終わるものではありません。
何回か治療を受ける必要があるところが、大変なところです。
子どもに行うレーザー治療の場合は数回で終わりますが、大人の場合は長くかかってしまうということがあります。
それでも見た目のコンプレックス問題などにより大人になってから治療を受ける人はいます。
参考までにレーザー治療の流れを紹介しておきます。
①医師の診察
②レーザー治療の同意書に記入する
③レーザー治療
④約1週間後に経過観察
⑤1~3か月後に再レーザー治療
こんな感じで治療をしていきます。
もちろん、病院によって違うので気になる人は問い合わせてみましょう。
皮膚科や形成外科、または美容系の皮膚科でも相談可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
蒙古斑が大人になっても消えない人の気になることについて紹介しました。
多くは子どものころに消える蒙古斑ですが、大人になっても消えないことはあるので自分だけおかしいのかも?と悩まずに病院へ相談しましょう。
消したい場合は、レーザー治療があるので長く通う必要があるかもしれませんが治療法があると安心してくださいね。
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