給食を食べないのは発達障害!?発達障害児の好き嫌いや偏食はワケが違う!

妊娠・出産・育児

毎日の給食を全然食べない…。親としてとっても心配ですよね。

給食どころか家での食事も嫌がる子も多いかもしれません。

偏食は子供が小さい頃が多く、
離乳食完了期の1歳半頃から顕著に目立ってきます。

「他の子は食べているのに、自分の子供だけ食べないのはなんで?」

「もしかして発達障害だから食べないの?原因ななに?」

毎日食事の時間が憂鬱になってしまうママへ。

少しでも解決の糸口になれたら幸いです。

 

給食を食べないのは発達障害なの!?

そもそも発達障害といっても、
皆がみんな食べられないわけではありません。

発達障害にも様々あり、グレーゾーンの子もいれば学習障害、
コミュニケーションが苦手などたくさんいるように、
偏食が多い少ないもその子によります。

ですが偏食は発達障害の特性に見られることが多いです。

では発達障害で偏食になる子が多いのはどうしてなのか?

発達障碍児には「味覚過敏」や「口腔過敏」が多く、
れっきとした食べられない理由があります。

味覚過敏は字の通り味にこだわりがあり、味に敏感なこと。

味だけでなく匂い、食感にこだわりを持つ子もいます。

野菜が苦手だから、ハンバーグに混ぜて食べさせようとしても
味覚過敏はどんな食材や調味料が入っているかも敏感に感じ取り、
嫌いなものが入っていると食べないし騙されません。

こだわりがあると、イチからダシを取らないと食べないとか、
自分の好きなものが入っているものしか食べないなど、様々です。

口腔過敏は平たくいうと、唇や口の中が過敏で、
そこに食べ物が当たるとイヤなんです。

食べ物を口にいれてモグモグするけど、ベェっと出してしまう子は
喉が過敏になっていて呑み込めないのかもしれません。

呑み込めるけどモグモグしない、丸呑みしようとする子もいます。

その場合は口の内側の粘膜部分が過敏になっているのかも。

自閉症スペクトラム障害の子に多いのは、特にこだわりが強い為、
食べ物の見た目そのものがダメという場合もあります。

友人の子が自閉症ですが、とにかく白い物しか受け付けず、
白ご飯、うどん、白いかまぼこ、大根、牛乳やカルピスしか口にしなかったそうです。

発達障害児はとにかく初めてのものには警戒するので、
いつもと同じもの=安心、という構図で物事を考えています。

でも栄養バランスや、体重が心配になりますよね。

どう対応していけばいいかのか、次の項目で参考にしてみてください。

 

発達障害児の好き嫌いや偏食はワケが違う!どう対応したらいいのか?

上の項目で書いたように、過敏になっていると食べられません。

「食べなさい!」と言っても食べられないんです。

食べれるけど食べない好き嫌いとはワケが違います。

味覚、触覚、嗅覚など五感を強く感じてしまうことによって、
食べ物が恐いものだと認識してしまい、無理やりに食べさせようとすると
パニックになってしまうことにもなりかねません。

まずは、子供がどんな食べ物なら食べるか、何がダメなのかを
よく観察することが大事です。

呑み込むことやモグモグすることがダメなら口腔過敏。

味や匂いなどを嫌がるようなら味覚過敏。

また食事の環境によって食べない子もいます。

家では食べるけど給食は食べないなどもよくあります。

言葉で説明するのが苦手な子もいますので、
食事の邪魔をしない程度に観察しましょう。

食べられないものが分かれば、次は調理法の工夫を。

呑み込みにくい大きいものは細かくしたり、熱いものは冷ましてからあげる。

初めて食べるものや見ただけで嫌がるものは避けるなど。

食べれられる物はアレンジを加えるよりも、
食べられる状態そのままで出したほうが良いです。

アレンジすることによって、食べられなくなる場合もあります。

あとは食事の環境も見てみましょう。

教室で給食を食べるとき、みんな喋りながら食べたり食器の音がするので、
ザワザワして食べることに集中できない子もいます。

また席替えなどで席が変わることに恐怖心が出て、食べられなくなる場合も。

学校の先生に相談して、給食は先生とマンツーマンで食べる。

ずっと同じ席で食べるなど工夫してみましょう。

見た目にそこまでこだわりがなければ、
お弁当にして可愛い彩りにしたり、好きなキャラのお箸にしたり、
興味をひかせるのも手です。

栄養バランスが気になるかもしれませんが、
今は食べられるものを食べるだけで充分。

ずっと続くわけではありません。大きくなってくると自然に治ってきます。

無理やりに食べさせようとして、食べることが嫌いになってしまったら恐いですよね。

食べられるものを食べさせて、野菜など少しでも食べられたら褒める。

これを続けていくと、いずれ色んなものが食べられるようになってきます。

 

まとめ

発達障害児は、はじめてのことへの警戒心がなにより強いです。

食べたことがないもの=恐いとなるので、食べられるようになるまで
時間も根気もかかります。

子供が何が食べられるのか、どんな環境づくりをしていけばいいか。

子供と一緒に考えていけるといいですね。

なによりママが頑張りすぎないで、焦らず押し付けたりせず
気長に見守ってあげましょう。

食べられないものは、大きくなっても食べられないままかもしれない。

でも小さい頃に比べたら、各段に食べられるものが増えているはず。

いつか必ず色んなものが食べられるようになります。大丈夫ですよ。

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