赤ちゃんのおしりによく見られる蒙古斑(もうこはん)。
おしり以外にも腕などにできる場合もあるってご存知ですか?
赤ちゃんの白い肌に青い蒙古斑があると目立って気になりますよね。
どうして蒙古斑ができるのか、治療方法はあるのか。
子供の為にも、正しい知識をもつことが大事です。
蒙古斑とは?どんなしくみでいつ消えるの?お尻以外にも背中や腕や足にもできるのか?
出産してオムツ替えなどで、蒙古斑があると気づきますよね。
赤ちゃんはママのお腹の中にいるときから蒙古斑があるんです。
蒙古斑はおしりに表れることが多い青っぽいあざのこと。
おしりだけでなく腰や背中も多いですが、小さいものが色んなところに出たり、
一か所に濃く出たりと、色や大きさも人によって様々です。
皮膚の中にあるメラノサイトという細胞があり、表皮より奥の真皮に集まって蒙古斑になります。
メラノサイトは紫外線をあびると、メラニン色素という髪や目の色をきめる要素となり、
メラニン色素は黒と黄色の2色ありますが、表皮より奥の真皮にあるため青っぽい色に見えます。
これが蒙古斑です。
蒙古斑はアジア人に多く見られ、日本人だけにできるものではありません。
蒙古斑の「蒙古」はモンゴルという意味で、モンゴル人の赤ちゃんにも蒙古斑が見られます。
おしり以外にも、腕や足、おなかに蒙古斑ができることもあります。
肩や手足などにできるものを「異所性蒙古斑」と言い、消えにくいものがあります。
ですが、消えるのか不安にならなくても大丈夫。
成長すると共にだんだんと薄くなっていき、
小学校にあがるころか、遅くても12歳くらいまでに消えていきます。
成長しても残ってしまう蒙古斑もありますが、色が薄くなり健康には全く影響がないので
気にしなくていいですよ。
大人になっても消えない「持続性蒙古斑」というものもあり、約3%の割合で残ります
だいたい円形のものが多く、放っておいても広がったり悪化することはありません。
蒙古斑で病院に行くべきか?原因と治療方法はあるのか?
蒙古斑は病気というわけではないので、病院に行かなくても大丈夫。
ですが目立つ場所にあるなど、どうしても気になるようなら
レーザー治療で目立たなくすることができます。
異所性蒙古斑の原因はメラニン色素。
メラニン色素の細胞をレーザーで壊すことによって薄くすることができます。
レーザーは皮膚が薄い子供のときほど、メラニン色素に届いて効果があると言われていますが、
デリケートな肌の赤ちゃんには、かなり刺激が強いのでやめておいたほうが無難。
病院によってはレーザー治療を行っていないところもあり、
レーザー照射も1回のところや数回必要なところなど、病院によって様々です。
いつ頃からするべきなのか、費用や期間はどれくらいかかるか、レーザー治療とはどういうものか。
医師としっかり相談して、よく理解したうえでどうするかを決めてくださいね。
レーザー治療って、どれくらい費用がかかるの?
どれくらい費用がかかるのか、大事なところですよね。
実は保険がきく治療で、病院によって違いますが数千円~1万円くらいが多いです。
レーザー治療は数回する場合もあり、蒙古斑の大きさや濃さによって回数も変わってきます。
数回照射するとなると、保険がきくといっても高額になる場合もあるので
しっかり病院の説明を聞いておいてくださいね。
レーザー治療には局所麻酔をして、蒙古斑の範囲が広い場合は全身麻酔をすることもあります。
局所麻酔といえど、お子さんは恐くて泣いてしまうかもしれません。
どうして照射しないといけないのか、リスクはないのかなど
不安なことはしっかり医師に相談して、お子さんにも理解してもらうように話してくださいね。
まとめ
蒙古斑は成長と共に薄く、消えていくものなので心配ありません。
場所によっては目立ってしまい、気になるかもしれませんが治療で薄くできます。
いつかは消えるものなので、見守ってあげてくださいね。
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