赤ちゃんがハイハイしない!病気なの!?原因と練習方法は?

妊娠・出産・育児

母子手帳や育児書やインターネットの子育てサイトを見ると、

8か月ごろになると、ハイハイを始めるといった情報、
必ずといっていいほど載っていますよね。

「この子も、ついにハイハイできる月齢になったのね。」

そんなことを思っていても、
実際、ハイハイの兆しが全く見えない場合、

「なぜ、うちの子はハイハイできないの?」

「成長が遅れている?」

「何か病気なの?」

いろいろ心配になりますよね。

私も、その一人でした。

わが子が8か月頃、
お座りは上手にできるのに、
ずりバイはもちろんハイハイなんて、
全くする気配なし!

試しにうつぶせに寝せてみても、
コロンとひっくり返って終わり、
やる気もなし!

当時は、かなり悩みました。

「この子、まさかこのまま一生動けないままなのかな?」

そんなことを思った時期もあります。

しかし、1歳と1週間たったある日、突然ハイハイを始めました。

そして、その後は特に何の問題もなく、順調に成長しています。

今になって思うと、その当時、わが子なりに、ハイハイをしたくない事情があったのでしょう。

ハイハイをしたくない事情、お話をできない赤ちゃんの代わりにお伝えします。

 

赤ちゃんがハイハイしない原因は?病気や障害の恐れがあるの?

 

赤ちゃんがハイハイをしない理由として、以下のことが考えられます。

 

筋力の不足

背筋、腹筋、腰やお尻の筋肉が十分に発達していないうちは、四つん這いのポーズが保てないため、ハイハイできないのです。

寝返りができる、手で物をつかめる、そういったことができていれば赤ちゃんの体は順調に発達しています。
安心して、気長に待ちましょう。

 

腰がしっかりすわっていない

一人でお座りできない、お座りした状態で両手が自由に使えないなどといった腰すわりが安定していない間も、ハイハイはできません。

というのも、腰の筋肉が十分に発達していないためです。

かといって、早くハイハイをしてもらえるようにと無理にお座りの練習をさせると、腰の神経を傷めてしまう可能性があるので、
それは絶対にやめてください。

「その時」が来たら、赤ちゃんは必ず自力で座れるようになります。それまで、気長に待ちましょう。

 

ハイハイをしたいという意識が薄い

例えば、パパやママの抱っこで移動することに満足している場合や、歩行器を使っている場合、伝い歩きが先にできるようになった場合など・・・
赤ちゃんの目線が、ハイハイよりもはるかに高くなり、それで満足してしまっているのかもしれません。

ちなみに、わが子の場合どうやら抱っこ移動で満足していたようで、6歳の今でも抱っこ大好きっ子です。

また、常に赤ちゃんの手の届くところに大好きなおもちゃが置いてある場合も、ハイハイをしたいという意欲の低下につながります。

そういった場合、ハイハイしたい、と思わせる仕掛けづくりが必要です。(詳しくは、後半をお読みください。)

 

注意が必要なケース

まれに、股関節の脱臼、知覚機能の未発達などの原因も隠されている場合もあります。

股関節の脱臼は、ハイハイ以前の赤ちゃんの場合、診察しても発見が難しい場合もあるそうですが、足の動きがおかしい、左右で足の様子が違う、などの症状があれば、一度専門医に相談してみてください。

また、知覚機能の発達の遅れは、1か月、3~4か月検診の時のチェック項目に含まれているので、そこで「様子見が必要」などといわれていれば、専門医に相談してみましょう。

 

赤ちゃんのハイハイの練習方法は?

 

赤ちゃんにハイハイができるだけの力がついているのなら
親としてはやってほしいですよね。

まだまだ言葉の通じないわが子にそれを伝える方法はなし。

しかし、赤ちゃんをハイハイしてみようかな、というやる気にさせる方法なら、いくつかあります。

今日は、その中の3つをご紹介します。

 

タミータイム

「タミー」とは、英語で「お腹」を意味する言葉です。

これは、赤ちゃんを一日一回うつぶせ状態にする時間を作ることで、うつぶせ姿勢を嫌がらないようにしていくトレーニングのようなものです。

うつぶせ姿勢が嫌いな赤ちゃんは、ハイハイをしたがらないそうです。

この「タミータイム」は、生後1か月を過ぎたころから開始でき、最初は首座りの練習、そしてだんだんとハイハイの練習へと移行できます。

「タミータイム」の時に常に一緒に遊ぶことで、

「うつぶせ姿勢になったらママと一緒に楽しく遊べる」
「うつぶせって、苦しくない」

こんな風に赤ちゃんが感じてくれ、毎日のうつぶせタイムを楽しんでくれるといいですよね。

ただし、赤ちゃんが、おなか一杯の時や疲れている時、逆にお腹がすいている時は避けてくださいね。

 

やる気を引き起こす

赤ちゃんにとって、ハイハイをして自分で移動するのは、努力と根気が必要です。

やる気が起きない限り、永遠にできません。

赤ちゃんから少し離れた床に大好きなおもちゃを置いたり、赤ちゃんが抱っこを求めて泣いたら「こっちにおいで」と声をかけてみたり、(伝い歩きができる赤ちゃんの場合)室内から伝い歩きできるものをなくしたり…このような工夫をすることで、赤ちゃんはハイハイをしようかな、という気分になってくれるはずです。

とはいっても、いきなりおもちゃを遠くに置いたところで、きっと赤ちゃんは
「おもちゃが取れない!」
と泣くだけですよね。

「自分で移動すればおもちゃが取れるんだよ」ということを赤ちゃんに教えるためにも、最初はママがハイハイをして、おもちゃを取りに行く、という姿を見せてあげましょう。

ママの真似をして、少しでも前に進もうとする素振りを見せてくれたら、うつぶせ姿勢にしてあげたり、おもちゃと赤ちゃんの間にママが入って、前に進むように促してあげたりしてくと、
少しずつでもハイハイができるようになると思います。

また、ママに近づいてきたら、膝に上らせてあげたり、抱っこしてあげたりして、たくさんほめてあげてくださいね。

赤ちゃんはママの笑顔が大好きですから。

 

素足にする

床が全てフローリングになっているお宅、多いですよね。大人でもそうですが、靴下をはいていたら、つるつる滑るフローリングの床の上では、なかなか踏ん張れません。

なので、靴下を脱がせ、素足にしてあげることで、踏ん張りがききやすくなり、ハイハイをしやすい状態にしてあげることができます。

しかし、フローリングの床は意外に硬いので、ハイハイで赤ちゃんが足を痛めてしまうかもしれません。

かといって、カーペットを敷くのは、ダニやほこりが心配、というママも多いはず。

フローリング問題の解決方法の一つとして、100円ショップで購入できるようなジョイントマットなどを敷き、その上でハイハイをさせるようにするとよいでしょう。

 

まとめ

最初に書きましたが、うちの子も1歳と1週間まで、ハイハイを全くしませんでした。

周りの子はみんなハイハイをしているし、なぜできないの?と焦ってばかりでした。

そして、ハイハイがまだできないのに、11か月でつかまり立ち、伝い歩きを始めてしまい、このままハイハイをしないのかな、と思っていたら、その1か月後、突然ハイハイを始めました。

じっと扉を見つめ、何かを決心したかのように一歩ずつゆっくりと前進していった姿…5年以上たった今でも、はっきりと覚えています。

そんなわが子ですが、成長とともに、誰よりも激しく動き回り、常に走り回る、とっても元気な子になりました。

なので、安心してください!

「たとえ周りの子よりハイハイする時期が遅くなっても、大丈夫!」

「自分のペースでゆっくり成長していっているだけだから。」

「焦らず、気長に見守ろう!」

わが子のハイハイが遅いと悩んでいるすべてのママへ、届きますように!

 

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